こんにちは!ヨシヒロです。
別記事で、無垢の家に1年間住んでみて感じたメリット・デメリットをご紹介させていただきました。
今回は、春夏秋冬をこの家で過ごしてみて感じたことを書いてみたいと思います。四季のある日本では、どの季節も気持ちよく過ごせることは大事ですよね。
春・秋は言うまでもなく…
春と秋は、どんな家だろうと比較的快適に過ごせる季節ですね。強いていえば、窓を開けた時に風が通りやすいかどうかが大事なポイントでしょうか。
こればっかりは実際に住んでみないとなかなか実感できない難しいポイントですが、幸い我が家はそこそこ風通しが良く感じます。リビングの窓の向かい側がお隣さんちの庭だったり、反対側のお隣さんちは平屋だったりで、周りの建物の配置の影響もあると思います。(要するに、運です)
夏は全館空調で快適!書斎以外は…
床下全館空調はすこぶる快適
最近の夏はとっても暑いですが、床下に設置されたエアコンのおかげで、家の中全体が適度に冷やされていてちょうど良い感じです。
「床下にエアコン」って珍しいんでしょうか?全館空調としては一般的なんでしょうか?よくわかりませんが、我が家のビルダー『せこ住研』さんによれば、基礎のコンクリートをしっかりと乾燥させて本来の強度を出すためにも、床下にエアコンを設置するのは理にかなっているのだそう。
一昔前の住宅は基礎の一部に切り欠きがあって通気口のようなものがついてましたが、最近の新しい家では見かけなくなりましたね。最近は基礎のコンクリートと土台となる木材の隙間に通気口があったり、床下に換気システムが入っている家もあるみたいですね。
いろんな方式があるみたいですが、床下空間も含めて機密性の高い我が家は、床下にエアコンを設置することで床下空間の湿気対策と全館空調を両方やってしまう方式ってわけですね。
各部屋の壁際の床には、こんな感じの格子がついていて、ここから床下エアコンの冷気(または暖かい空気)がふんわりと出てきます。
南西角部屋・個室の書斎は+2℃
でも、南西の角にあって、かつ個室である僕の書斎だけは、異常に暑い…
こればっかりはもう配置的に仕方ないし、覚悟はしてたのですが、やっぱり暑い。冬はめちゃめちゃあったかくて良いですが、夏は暑い…
書斎にももちろん床下エアコンの冷気を引いています。しかも、この部屋だけには床下エアコンの吹き出し口から配管を引っ張って、サーキュレーターを使って強制的に風を送り込んでいます。
ある程度暑くなることを予想しての対策だったのですが、それでも暑い…部屋に置いた温度計で、だいたい+2℃くらいになってしまいます。この家で夏を2回過ごしましたが、ちょっともう我慢できず、来年はエアコンを設置する計画です。
書斎は四畳半という狭さなのに、パソコンに大型モニターに3Dプリンターにと…熱源が多すぎることも、部屋が冷えない要因です。排熱の方が優って、床下エアコンの効果が相殺されちゃってる感じですね。
冬は結露しない二重窓が◎
この家に引っ越す前は、築10年以上の賃貸住まいでしたが、冬は窓の結露がすごかった…。窓の前に立つと冷気を冷んやりと感じて、冬はなんとも過ごしづらかったです。
これは今の家に引っ越してから、二重ガラスの窓になってとても快適になりました。結露とは無縁になりましたし、気密性もバッチリなので、床下エアコンの効果とも相待って冬はとても快適です。
窓ガラスの刻印を見ると、「アルゴンガス」って書いてありますね。どうやら、ガラスとガラスの間にアルゴンガスが封入されているみたいです。空気よりも熱を伝えにくいガスを充填することで、断熱性を高めているんですね。
唯一、冬はやっぱり冷えるな〜と思うのは玄関ホールです。玄関ドアはせこ住研さんの特徴でもある木製引き戸ですが、これはまぁまぁ隙間があります。隙間風がどうしても入ってきますね…
玄関ドアもLIXILとか既製品にしてしまえばさらに断熱性が向上したかもしれませんが、せっかくの木の家なので、玄関は木の扉にしたかった。そっちが優って、冬はちょっと寒いけど(玄関ホールにずっと居るわけではないし)、木製扉にしました。
おわりに
ということで今回は、この家で季節ごとに感じたことをご紹介しました。
オールシーズン完璧に過ごしやすい家というのは、なかなか難しいものです。最新設備の力も借りながら、ちょっとずつ改善していきたいなと思います。
現場からは、以上です。